先日、妻に誘われ「MAMEO COFFE 豆男コーヒー」でコーヒーを飲んだ。
http://www.shogot1978.com/entry/2017/08/31/ジャバベカ_喫茶店「MAMEO_COFFE」コンセプトがサイコーに
雰囲気がとても良く、また行ってもいいなぁ、と思っていたところ、Mさんからお誘い頂き、また訪れた。
1回目に訪れたときとは、また違った側面が見れたので、記事にしておく。
イケメン店長は、かなりのコーヒー馬鹿 (もちろん良い意味で)である。
何気なく壁に掛けられているコーヒーのメニュー であるが、店長が語り始めると、様々な情報がとめどなく流れ出てくる。
豆の洗われ方の違い、甘さや酸味に関すること、まったりさなど、飲んで楽しめるような豆が、厳選されて黒板に書かれている。だから、よーく見ると文字が精鋭をまとっているように見えてならない。
僕はコーヒーを注文するのに、こんなにも迷ったことは、これまでない。迷った末に「RASUNA (Na)」をオーダー。
まず豆を挽くわけだが、この店長が挽くと何かの魔法がかけられているような気がしてならない。挽かれた豆から発せられる香りは、戦争なんてこの世に存在するのだろうかと思える程の、落ち着きを提供してくれる。
次に抽出。お湯の温度にこだわり (人がぬるいと感じる手前の温度にしているとか)、お湯の量は計量で管理されている。お湯の注ぎ方も実に様々なやり方があるらしい。
店長曰く「結局のところ、つくる側の好みとなるんです」なるほど。自分が美味しいと思うやり方でやり、お客の反応をみて、修正をして、これを繰り返すという。
そこには「終わりのない職人の道」のようなものが見え隠れしていた。店長は、きっとそういうタイプの人間だ。
色々と気を使われながら出来上がったコーヒー。やはり、出されたらすぐに飲むのが美味しいようだ。
コーヒーのまわりのパーツにもあれやこれやと気を使う。
家具もだいぶ凝っている。
ドライフルーツやチョコレートもひと味上品に感じる。
全ては、コーヒーを美味しく飲むためだ。全ては…。
こんなにも、コーヒーを美味しく飲むために、時間と試行錯誤とお金が使われてきたこのお店、神様はなんて残酷なんでしょう。
先日、お店の2階の床が落ちた、と噂で聞いた。2階の床には「MAMEO COFFE」の深さと重みに見合うくらいの厚みがなかったのかもしれない。
いち早い復旧を祈る。