呑んだ後ではあるが、久しぶりに日本のカップラーメンを食べた。日本からのお土産で頂いたものなのではあるが、久しぶりのせいか、美味しくて感動したと言いたくなるほどの満足感ー、僕の舌や歯や食道や胃が、長い眠りからようやく覚めたような、そんな気分さえした。
”日清” が出している 八王子ラーメンだ。麺ニッポンシリーズは、10のラインナップがあるようで、そのうちのひとつ。少し前に口コミで広がり入手が難しい時があったとかなかったとか…。
シンプルだが深みがある、そんなラーメン。
それだけではない、あまりの美味さに日本にいた頃のラーメン事情が思い出され頭をよぎり始めるー。
日本にいた頃、呑んだ後は、必ずと言っていいほど、ラーメン屋に寄って帰るか、自宅でカップ麺を喰らうか、とラーメンでしめていた(だから太ったという説もある…)。そして、そのカップ麺は圧倒的に日清カップヌードルシーフードが多かったように思う。あんなにも種類があるのに…、と我ながら思ってしまう。
美味しく食べた ”八王子ラーメン”、それにより思い出させてくれた日本でお世話になりっぱなしだった ”カップヌードルシーフード ”、そう、気付かずうちに「日清」ファンなのである、生活にとけこみ過ぎてそんな感覚も忘れてしまう。
そんな日清さんのカップラーメンが、リッポーチカランでも食べられるのである、とてもとても嬉しいことに。少し前からお店に置かれ始めたのだが、それまではインドネシア人みんな大好きポップミーでひたすら我慢をしていたので余計に。※カップヌードルでないカップ麺は以前からあった
シーフードがお気に入りではあるが、トムヤムもクセになる辛さで大好きだ。
昨年のレバラン前だったろうか、こんなカップヌードルの限定品もたまに食べられる。さすが日清さんといったところか。
カップヌードルだけでなく、UFOもあるし日本ではみたこともない ” みく屋ラーメン ” という袋麺もある。
みく屋ラーメンは、ラーメンと言うよりはミーゴレンや焼きそばの類で、ピリリと辛めのインドネシアンスタイルとなっている。
日清さんは、決して日本人のためにインドネシアにカップヌードルを持ってきたのではなく(ましてや僕にカップヌードルを喰わすためでもなく)、きっとインドネシアの人々により良い即席麺を食べてもらいたいからなのだと思う。50円ほどで買えるインドネシアの即席麺市場で、戦って勝つのは決して容易な事ではないと思う。そこをあえてなので、素直に応援したいと思う。