ハンドスピナーが流行っているらしい──。指の上でクルクル回転させて遊ぶおもちゃである。
リッポーチカランにもインドネシアにも関係ないが (いや、全く関係ないわけではないが、わざわざ特筆すべきことではないのかもしれないが)、記しておく。
ハンドスピナーなんて、見たことも聞いたことも食べたこともなかったのだが、家族経由で情報が入ってくる。
もし家族がいなければ、ハンドスピナーを知らないで一生を終えていたかもしれない。
先日ぷらぷらとブカシのグランドメトロポリタンモールで、買い物をしていたのだが、その際にハンドスピナーと初対面した。家族内での情報のシェアが早期発見につながった、とでも言っておこう。
これである。パッケージに中国語が入っているだけで、ニセモノなんじゃないかと思い込んでしまう癖をそろそろ治さないといけない。がしかし、治療のできる良い医師と良い薬が見つからない。
値段が Rp 99,000 。それほど高くもないので購入したのだが、やはり中国製なのか、クルクル回転してる時間がネット情報とは異なる。
でもまあ、どんなもんか体験できたので良しとしておく。
ちなみに、ストレス解消効果もあるとのことだが、僕が購入したものに関しては解消されている気分にはなれなかった。むしろ、ストレスが溜まった感まである。
この手の流行りモンのおもちゃって、ちょこちょこ出てくる。ブームと言うやつだ。
懐かしさに身を預けて、少し昔を思い出してみた…。
◻︎ポッピンアイ
ガチャガチャであった。大きさや色が様々で楽しめた。おデコに張り付けて、紫の跡をつけてたのは、
懐かしい思い出。
◻︎ルービックキューブ
おもちゃの王様か。考えた人が素晴らしい。おもちゃに、思考を促す学問的なことを盛り込むと、流行り廃りがなくなるのかもしれない。駒を全て外して絵柄をそろえていたのは、
恥ずかしい思い出。
◻︎たまごっち
猫も杓子も持っていた。が、学問的なことが盛り込まれていないから、今じゃ誰も持っていない。当時、買おうとせず、1回もやったことがないのは、
輝かしい思い出。
◻︎プチプチ
流行る要因に、中毒性ってあるような気がする。プチプチのプチ快感がそれであろうか。だから逆に、ビジネスにおいて中毒的な製品となれば、儲かる。このブームの際に、ホンモノプチプチにはかなりの低い確率で、ハートマークがある、とのことで、必死になって探していたのは、
危かしい思い出。
こんなところのおもちゃが、ハンドスピナー的で懐かしいところであろうか。
時代は移ろい、良くも悪くも、流行りの拡散と収束が劇的に瞬間的となった。
下手したら、気付かぬまま流行りが通り過ぎていってしまうかもしれない。おっさん化せずに、若者ブームにも多少は敏感でありたい。