先日は、インドネシアの「都」を訪れ、様々な想定外を提供して頂いた。
今回は、インドネシアの「ふるさと」であり、どこかしら「都」と同じ雰囲気を感じながら、初めての入店─。
これまたルコタンムリンの道路に面したルコにある。(都とは違うブロック)
いやー、中華そば屋なのかと思うくらいの立派な暖簾であるが、残念ながら中華そば屋ではない。
結論から言うと、個人的には絶賛のお店であり、何で今まで行かなかったんだ、と自分を問いただしたくなった、ぐらいのレベル。
その理由とは。
*店内がこじんまり
店内は、「都」と違ってこじんまり。静かに食事ができる雰囲気だ。2階もあるようだが、宴会用とのこと。
2階には何と畳があり、ただならぬ雰囲気があたりをつつむ。
店員さんも慣れた手つきでテキパキこなす。
*さかな推し
確実に魚を推しているお店だ、魚好きの僕にとっては好都合。
本日入荷の新鮮な魚を教えてくれる。
アオリイカ。Rp70,000なり。新鮮でボリューミー。
伊勢海老。Rp75,000なり。何が良いって、生きてるのを目の前でさばいてくれる。新鮮はそれだけで価値なのだ。
いつでもあるわけではないので、これは僕の「日頃の行い」と言うしかない。
これがまた絶品で、最終的には食べ残った殻を赤だしに入れて出してくれる。
至福の極みである─。
*老舗に分類
個人的に、リッポーチカランで10年以上やってるお店は「老舗」と勝手に分類している。
「都」同様に、ここも13年を超えるという。そして、インドネシア人の板前さんは11年も働いてるとのこと。板前にすっかりハマったのであろう。オーナーは日本人で、買い出しもオーナーとのこと。
老舗の板前さんっぽさを感じた瞬間。
1. 「へい!おまけ!」って、マグロを出してくれた。おそらく彼の裁量なのだろうが、老舗の板前さんっぽい。あるいは残りモノか。
2. 伊勢海老の入荷日をsmsしてくれる。伊勢海老は2週間に1回の不定期入荷なので、お知らせがくるとありがたい。おそらくお店にとってもありがたいのだ。そのへんがまた老舗の板前さんっぽい。
*しめの鍋が…
さかな推しのお店だからであろう。
魚の出汁がムンムン出ている。うどんも入れてくれる。固唾をのむレベル。
静かに飲みたい時には、絶好のお店だ。僕の隠れ家的な存在に一気にのし上がり格上げされそうな、そんな「ふるさと」を是非お試しアレ。