@cikarang

インドネシアはリッポーチカランでの生活を記録に残し、記憶にとどめる。

リッポーチカラン ” TOLAKANGIN トラックアンギン ” は薬か!? 小袋文化


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” TOLAKANGIN トラックアンギン ” を御存知であろうか。おそらく、インドネシアに来たことがある人は、御存知ということになるのであろう。それくらい有名で、置いていない店を探す方が大変なくらいだ。

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風邪を引いたときに、お湯と混ぜて飲むと、すぐに治るんじゃないかという気分にさせてくれる。気分だけでなく、パッケージを見てもわかるように、実際に身体に良さそうなモノが沢山含まれているような気がする。

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ジンジャーやら、ミントの葉っぱやら、クローバーの葉っぱやら、フェンネル(セリ科の草)やら、蜂蜜なんかが入っている。成分から、味の想像は容易い。

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この濾されきれてなく、浮遊物があるあたりが、また効きそうな雰囲気をかもしだしている。

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僕は、お湯をこれくらい入れて飲むのが好きで、少々濃くて、咳き込みそうになるときがあるが、それくらいの方が効きそうな気がするからだ。

 

そんなトラックアンギンなのだが、先日妻が飴版トラックアンギンを持って帰ってきて驚かされた。

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これまで、薬としてトラックアンギンの位置付けをつくりあげてきたのに、トラックアンギンって実はお菓子的な位置付けなモノなんじゃないのか、という懐疑心が1度入ってしまったら最後、もう薬としてトラックアンギンを位置付けておくことは難しくなってきてしまう。そんな位置付けの変化にショックを受けている事も知らずに、のんきな妻は、” トラックアンギン飴 美味しいね!” とか何とかノー天気に言っている…。やれやれ…。

 

まあまあ、そんなことは大したことではない。トラックアンギンもそうなのだが、インドネシアは小袋の文化が根付いていることについて、少し書いておきたい。

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道を歩けば、コーヒーなどの小袋が何種類もかけているワルンに出くわすし、ミニマートなどに入れば、薬は錠剤単位から売られている。使い捨てヒゲ剃りも一本から買える。電話などネット通信のパケットも少ない単位から購入が可能だ。さすがに煙草はまだ一本からは買えない。

最小単位で買えるモノが多いのは、貧しい人が多いからだ。人口2億4千万の貧困層の割合はまだまだ多い。その日暮らしで楽しくやっている人々は、その日暮らしに見合う量のモノで十分で、と言うか、それぐらいしか買うことができないので、小袋商売がはびこっている。

今日もどこかで、小袋で売られているトラックアンギンが、誰かしらの健康をサポートして、活躍しているのかもしれない。小袋文化はまだまだ続きそうだ。