まぁ、たまには全くチカランに関係ないことを書いてみても、アラーもキリストもお咎めることはなかろう。
家族で生活をしていると、家事への関わり方はとても重要な事項になってくる。
家事を全くしないと、それはそれで亭主関白風となり、何でまだ昭和の男やってんの?となってしまう。
逆に家事をやり過ぎてしまうと、それは習慣となり、当たり前のように掃除洗濯などなどをこなすようになってしまう。そうなるとそうなったで、妻の顔が立たなくなる。
だから、そのバランスを上手にとるのが、ポイントとなってくる。
家事の中でも料理は、難易度がグッと上がりポイントが高い、洗濯や掃除なんかに比べると。洗濯や掃除は、あまりあれこれ考えずにできる、何なら酔っ払っていてもできそうだ。
でも、料理はそういうわけにはいかない。経験と慣れとセンスが必要になってくるし、そして、その甲乙は幸福度に繋がってくる。
だから、逆に料理を手伝うと評価が高まる。洗濯50回ぶんぐらいの価値があるんじゃなかろうか。僕は料理が得意ではないので余計にだ。やれるのにやらないのと、やれないのにやろうとしてみるのは、印象点が雲泥の差だ。
そんなこんなで、ポイント稼ぎのためではなく、妻の具合が悪かったので、昼飯をこしらえてみた。
料理はできないのだが、パスタにおいては、”ためしてガッテン” の知識を使って、あたかも料理知ってます的な雰囲気を出すように心掛けている。
ためしてガッテン情報
お店のパスタと家庭のパスタとの決定的な違いは、温度調整にある。
麺の茹でてる温度 (=麺の温度) とソースの温度を同じにすると、浸透圧が同じになり、麺にスープが染み込んでいきやすい。(家庭のパスタはスープの温度が低くなってしまっていることが多い)
そうすることで、味がグッと良くなるのである。
何かとパスタの話題か出た際には、これを引用する。意外とイイ。化学が混じっているので博学風になり、説得力が増すのである。
今回も、これに気を付けながら アンチョビキノコパスタ に挑戦─。
以下は、パスタ作りの流れとなる。専門家でも、料理が得意な人間でもないので、蛇足的な位置づけで捉えて頂けたらと思う。
ニンニク微塵切りをオリーブオイルで炒め、玉ねぎも入れ、しこたま炒める。
キノコ各種を入れ炒める。
ペンネを茹で始める。
アンチョビペーストを入れキノコ達と馴染ませる。
生クリームを入れてグツグツと。
パスタ作りの最大のポイントは、今まさにこのとき。麺とスープの温度を同じにすることだ。
今この瞬間、浸透圧が同じとなり、麺にスープがじゃんじゃん染み込んでいるのである。パスタ作りのハイライト。
完成─。
アンチョビは、それがあるだけで、だいぶ有利になるが、まぁまぁ美味しくできたかと。
家事の中で、料理は重要なポジションを占める。子供との関わりも、重要なファクターだが、料理とは性質がまるで異なる。これについては、次回以降に。