インドネシア人の友人との東京観光も、これで最後の訪問場所だ。
蕎麦→ビール→お茶 ときて最後は「スラバヤ」だ。
スラバヤといっても何てことはない。調布のパルコ最上階にあるインドネシア料理屋だ。
インドネシアにいたときには、とってもとっても日本食が恋しいときがあったので、インドネシア人の彼にも久しぶりのインドネシア料理を、と気を利かせたつもりだったのだが…。
「インドネシア料理 SuraBaya」は、店員にインドネシア人がいて、ある店員はジョグジャカルタの出身だった。インドネシア語が飛び交えば、ちょっとだけインドネシアにいる雰囲気になり、思わず「バッ!」と店員さんを呼んでみる始末。
それもそのはず、懐かしの「バリハイ」が置いてあり、酔いが悪ふざけを後押しする。
でも、やっぱり肌寒い日本で飲むよりも、インドネシアで飲んでいたときの方が断然美味しく感じる。味はきっと変わらないのに。
※蛇足となるが、インドネシアのビールネタをいくつか貼っつけておく↓
http://www.shogot1978.com/entry/20160920/1474377041
http://www.shogot1978.com/entry/20161105/1478325174
http://www.shogot1978.com/entry/2017/09/18/インドネシア_のビール達
懐かしいのはビールだけではない。料理もだ。サテやらミーゴレンやらナシゴレンやら、そういった類のものだ。
懐かし過ぎて、写真を撮るのも忘れた。そして、撮ったモノは食いさしだ。
インドネシア人の友人を囲むように、6人でインドネシア料理を平らげた。インドネシアを知らない人は、ウマイウマイと目の前の料理を食べていく。まるで、ホントのインドネシア料理を食べているような雰囲気で。
料理の懐かしさは十分あったが、本場インドネシアの味かと問われれば、ノーなのだ。
あの独特の臭さはどこへいったのか、絶望的に足りてない。サンバルだって、違和感の塊のような味がした。料理の辛さに至っては、刺激なんて全くなく牧歌的な雰囲気まで漂っていた。他にも挙げればキリがない。
仕方ないのだが、味の物足りなさは、とってもとっても残念であった。
ここは日本。日本人がウマイウマイと食べれるようにアレンジがかなり加わっているのだろうか。あるいは、限られた食材の中でのやりくりだから、そうなってしまうのだろうか。
「スラバヤ」のせいで、インドネシア人との東京観光のシメには物足りなさが、否が応でも顔を覗かす。
そしてまた思う。インドネシアへ行きたいな、と。