インドネシアに住んでいると、日本のお菓子が恋しくなるときが、ふとある。
そんなときのために、日本から持ち込んだポテトチップス。ビールのお供としていざ開封─。
パッケージで惹きつけられ、食べてあぁウマイ!となる。やはり日本のお菓子は美味しい。
美味いはずだ。塩味でもなく、うま塩味でもなく、「絶品うま塩味」なのだから。
日本製のカルビーのポテトチップスをビールと美味しく頂きながら、「カール」に想いを馳せてみる。
とても残念なことに、先月の8月から中部より東の地域での販売を中止したという。
あのカールおじさん、あのCMソング、あのキャッチフレーズ、僕らの年代なら誰もが心のどこかの引き出しにしまっている。
人気のスナックの認識でいたが、実情はそうではなかったようだ。ポテトチップスにその市場は圧倒的に支配されていたようだ。それが販売中止の主要因。
何気なくインドネシアに持ち帰ったスナックは「カール」ではなく、「ポテトチップス」であった。残念ではあるが、結局はそういうことなのだ。
食べていたポテトチップスがなくなると、知り合いから譲ってもらったという「うまい棒」を妻が出してきた。うむ、ビールがすすむ。
10円の代名詞の「うまい棒」は、相変わらずうまかった。そして「チーズ味」を食べたとき、ピンっときた。「うまい棒のチーズ味は、まるでカールじゃん!」と。カールに想いを馳せていたせいか、うまい棒とカールが繋がった。
うまい棒にもリスクがありつつも、カールがうまい棒に託したと言った方が面白いかもしれない。
是非比べられたし!