リッポーモールに行ってきた。僕も含めて、チカラン在住組なら、何の疑いもなく、あのリッポーモールだと思ってしまう。あの…。
がしかし、行ったのは ” Lippo Mall Keman リッポーモールクマン ” である。クマンにもあったのか、と今更ながら。
ジャカルタのモールは飽き飽きするくらいどこも同じだと思っているのだが、このクマンのリッポーモールも、例外ではなく、変わりばえのないどこにでもあるようなモールであった。
ただ、チカランのリッポーモールとは、雲泥の差であることは、疑う余地がない。
みんな大好き ”マタハリ” が、こんなにも綺麗でこんなにもお洒落なのである。僕はリッポーチカランのマタハリしか知らないので、マタハリの本来の姿 (コンセプトや客層や品揃えなど) が、どのようなものなのかはわからないが、少なくともクマンのマタハリの方が随分と魅力的である。
チカランでは、品位の低い自転車しか売っていないのに、クマンは、日本で言うストライダー ( ここでは、ロンドンタクシー キックバイクの名 )までが売られている。
店員が、娘に試し乗りをやや執拗に勧めると、娘は自由奔放に狭い店内を乗り回し始めた。店員が、どこかにぶつけられやしないか心配そうに眺めている顔は、試し乗りを勧めるんじゃなかったという後悔の表情のそれに似ていた。
お食事処も、チカランと比べるのが失礼なくらいに、レベルが違い過ぎるー。
ここの1〜3階に、飲食店がギッシリ入っている。しかも、チカランのリッポーモールでは、高レベルとされていそうな、” 吉野家 ” や ” ハナマサ ” といった低俗なお店はなく、トレンディな惹かれるお店が多い。
書いているうちに、何だかクマンのリッポーモールが、素晴らしい所のように思えてきてしまう。
しかし、チカランのリッポーモールも、こんなだったら良いのになぁ…、なんて微塵も思わない。入っているお店や高級感に大きな違いはあれども、モールで買わなければならないモノなんて、僕にとっては、そうそうないからだ。
逆に、クマンのリッポーモールに行って、チカランのリッポーモールの小汚さやしょぼい店並びに、愛おしさを感じてしまいそうになる、まである。
こんな比較に結果としてなってしまったが、リッポー財閥の方々の意見も聞いてみたいもんだ。