@cikarang

インドネシアはリッポーチカランでの生活を記録に残し、記憶にとどめる。

インドネシア 近所でワルン文化に触れてみた…

インドネシアには、まだまだ屋台文化が蔓延っている。「安価」「いつでも」「どこでも」の手軽さ三拍子がライトなハーモニーを奏でる。

外資ファストフード店の荒波が、屋台文化をいつの日か飲み込んでしまうんじゃないかと、心配している。とても身勝手なことではあるが、あの文化はなくなってほしくないと思っている。

 

そんな想いから、ちょっと近所の屋台事情をのぞいてみた。

 

*飲料屋台

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至る所で見受けられる飲料の屋台。主にコーヒー系が占める。

□ 値段 : 1杯 Rp 3,000

□ 訪問 : Max100人/日 Ave50?

□ 時間 : 10:00〜23:00

□ 場所 : 定位置 (変えない)

 

以下、色々質問。

 

僕「100人ぶんのお湯あるの?」

主「あるさー!」

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僕「へー!ストックばっちりね!」

 

僕「飲料だけ?」

主「揚げ物あるよー!チャべ付!」

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僕「1個 Rp 1,000 はスゲー!」

 

僕「冷たいのは飲める?」

主「モチ!氷がある!」

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僕「さすが!」

 

僕「この仕事何年やってるの?」

主「もう20年以上」

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僕「んー、板についてる!」 

 

ざっと計算すると、1日の売上は、Rp 150,000。月間で Rp 4,500,000売上ベースでこれなのて、儲けは最賃を下回るか。

毎日10分離れたところか、屋台を引っ張てきて、定位置で商売しているという…。

 

*Mie Ayam 鶏麺屋台

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□ 値段 : Rp 10,000

□ 訪問 : 100人/日 Ave50?

□ 時間 : 10時〜23時

□ 場所 : 定位置

 

先ほどの飲料屋台の隣でやっている。相乗効果を生んでいるのであろうか。

あの極小スペースで、いかに調理しているか、写真でご覧あれ。

f:id:shogot1978:20170805235106j:image調味料をまずは放り込む。味の素も入れてた。

f:id:shogot1978:20170805235229j:imageこれが味のベースだ。

f:id:shogot1978:20170805235316j:image麺と野菜を茹でる。

f:id:shogot1978:20170805235409j:image皿に盛る。

f:id:shogot1978:20170806000828j:imageサンバル系の味付けはお好みで。

f:id:shogot1978:20170806182953j:image最後に準備してある鶏肉を投入。けっこう入れる。

f:id:shogot1978:20170806000952j:image完成!目にともまらぬ早業で、ファストフード店に負けてはいない。熟練度がみなぎっている。

 

ざっと計算をすると、1日の売上は Rp 500,000。月間で Rp 15,000,000の売上。原価を考えると、儲けは最賃前後。飲料系と似たり寄ったりぐらいか。

 

(彼らの発言をもとにして、勝手にイメージを膨らませた部分があることは、大目にみてください)

 

 

このふたつのワルンだけで全てを決め付けてしまうのは危険である。そして、売上も想像の域をでない。

でも、おそらくどのワルンも収入は、50歩100歩なのではなかろうか、と勝手に想像する。良くて最低賃金レベルかそれ以下だ。

これで生活できてしまうのだ。多くを望まなければ。家族のような仲間と、同じような毎日を、ゆっくりと時を流しながら過ごす。

そこには、満員電車に揺られたり、歪な人間関係、過度なプレッシャー、異常な残業といった、都会のサラリーマンが抱えてそうな問題なんて、まるで無い。

好むか好まないかは別にして、こういう生き方も幸せのひとつのカタチとして、当たり前に世の中に存在している。

貧困層が大きな割合を占めるインドネシアは、こういった生活をしている人々の土台の上に、成り立っているのだから。

お金に対する考え方、幸せの在り方、そのへんが日本とまるで違うのだ。思っている以上に。

 

まずは、いったん受け入れてみることから、コトは始まる─。

 

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